不安症
不安症について
人なら誰もがもっている不安や葛藤から生じる心の病が不安障害です。
不安障害はうつ病に匹敵するほど有病者が多いです。
不安障害には、パニック症、社会不安障害、強迫症、身体表現性障害、心的外傷後ストレス障害などがあります。
現代社会で生きる私達にストレスはつきもので、多少のストレスなら支障なく日常生活を送ることができますが、強く大きなストレスになると、人の心に深刻な影響を及ぼします。
こうしたストレスにより様々な不安や葛藤が生じ、不安障害を発症します。
不安障害は、20〜30代の比較的若い人にもみられます。進学や就職、結婚、出産など人生の大きな節目にかかわるストレスや不安にさらされることの多い世代だからかもしれません。
不安障害は比較的女性に多くみられますが、男性にもあり、不安がイライラ感や人に対する攻撃性として現れることもあります。
また、不安の代償行為として飲食や買い物、その他依存症になってしまうことがあります。
不安は誰もが持つ感情ですが、日常生活、社会生活に支障をきたすほどの症状があるようなら、専門的な治療が必要です。
治療としては、薬物療法と精神療法を組み合わせて行います。薬を使い症状を抑えながら、患者さん自身が症状を理解し、セルフコントロールしながら問題解決をしていくという精神療法を行います。
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